更新日:2020.06.05

心の健康を守る全校集会

学校

新型コロナウイルス感染症の心配が続き,人中での安心な生活が困難な状況で,子どもたちの心の健康を守り,さらに元気にたくましく学校生活を送れるようにすることをねらい,3・4校時にリモートで「心の健康を守る全校集会」を行いました。当日は,東京に住む心理学博士の小谷英文先生(国際基督教大学名誉教授・PAS心理教育研究所理事長)をオンラインでお招きしました。

小谷先生から「今,怖いもの」として「新型コロナウイルス感染症・パンデミック」だけでなく「心が負けてしまうこと」があること,そして,「心が強くなると,負けることにも強くなる。負けそうになるときにSOSを出すこともできる」「心が窮屈になり,負けてしまうことのないように,できることをみんなで知恵を出し合おう」とみんなに呼びかけてくれました。

学級担任のリーダーシップで1年生から6年生までどの学級も「できること」をたくさん考えることができました。また,相談したいことも素直に話してくれました。話し合い後,小谷先生から「みんなが集まることができないので,学校,学級が大事であること,そのために先生を,友だちを好きになる,よくわかるようになること,よくわかるようになるまでに大切なこととして,気持ちをわかるようになることが大事だよ。」と話してくれました。

学年ごとに話し合った結果の発表では,小谷先生はみんなが考えたことをたくさん褒めて,そして相談したいことに丁寧に答えてくれました。「不安で心が止まってしまうとき,どうしたらいいの?」(→先ず,声に出すといい。誰かそばにいる人を呼ぶとよい。),「けんかをしないためには?」(→けんかは悪いことではない。友だちとしゃべって友だちのことをわかろうとしよう。),「どうしたらみんなと笑えるか?」(→笑うことは心を強くするためによい。クラスみんなで笑い話をつくってみるとよい。),「元の生活に戻るのか?」(→今,みんなで知恵を出し合い,工夫して活動することで,今よりももっと,一人一人を尊重し,大切にする,素敵な世界が得られるようになる。),「ストレスをためないためには?」(→ストレスとうまく付き合うこと,ストレスは悪いものでなく,心を逞しく強くするために必要なことでもあること。)など,たくさんのアドバイスをもらいました。

このような状況下ですが,全校で力を出し合い道志小の七里っ子のみんなが,さらにたくましく元気に育つように,全職員で協力してがんばっていきたいと思います。